愛犬の手作りごはんをする上で欠かせないものは新鮮な食材です。
食材選びで大切なことは愛犬が食べて大丈夫なものかどうか。
手作りごはんをこれから始めていくうえで知っておいてほしい注意すべき食材をご紹介します！
愛犬に絶対に与えてはいけない危険な食べ物
魚介類
貝類・甲殻類・イカ・タコ(生で与える場合)
ビタミンを分解する酵素のチアミナーゼを含んでいるため、食べるとビタミンB1欠乏症となり、ひどい場合は意識障害を起こすこともあります。
ただ、チアミアーゼは加熱を行うことでその機能を失うため、必ず火を通してから与えてください。
貝類のなかで特に注意が必要なものはサザエやアワビなどがあり、「ピロフェオホルバイドα」という毒性を含み、食べてしまうと日光にあたると皮膚炎をおこします。
「ピロフェオホルバイドα」は加熱しても毒性を失わないため、生・加熱にかかわらず与えないようにしましょう。
野菜類
ねぎ類・にら・にんにく
ねぎ類やにら・にんにくに含まれる有機チオ硫酸化合物によって赤血球が破壊され、多量に摂取すると貧血の症状がおこり重症化した場合は、けいれん発作や呼吸困難を起こして死亡してしまうこともあるため絶対に与えないようにしてください。
ドッグフードなどでにんにくを使用しておりますが、あちらは中毒などにならない少量で、ノミ除けや免疫強化などに効果があるといわれております。
アボカド
アボカドの皮や種にはペルシンという成分が含まれており、嘔吐や下痢、呼吸困難や痙攣などの中毒症状を引き起こす危険性があるため与えないようにしてください。
ユリ根やユリ科の植物
愛犬はユリの毒性に対する分解酵素を作ることができません。そのため少量でも重篤になる危険性があります。中毒症状としては、嘔吐・下痢・食欲不振・痙攣・吐血・大量の涎・多臓器障害・呼吸不全などが見られます。
果物類
ぶどう・レーズン
はっきりと原因となる成分は明確にはなっておりませんが、食べて数時間で嘔吐や下痢などの中毒症状が起こり、重度の場合は急性腎障害などになり亡くなることもあります。
量は個体差があるともいわれますが、量にかかわらず与えないようにしてください。おやつやパンなど人の食べ物をつい与える場合もこれらが含まれていないように注意してください。
いちじく
嘔吐や下痢などの中毒症状がでます。いちじくに含まれるソラレンにより皮膚に炎症なども起こる場合があります。
その他日常生活で口にする可能性があるもの
緑茶・コーヒー
カフェインが含まれており、中毒を引き起こす可能性があります。
お酒
愛犬はアルコールを分解することができないため少量でも中毒を起こし、最悪の場合意識を失い亡くなる可能性もあります。
キシリトール
低血糖を起こし意識低下や痙攣、肝障害を起こして最悪の場合は亡くなる可能性もあります。
チョコレート
「テオブロミン」という成分により中毒症状を起こす可能性があります。興奮、ふらつき、下痢や嘔吐などの症状が出ることもあります。
ナッツ類
全般的に消化しにくく脂肪を多く含むため、愛犬に与える場合は注意が必要です。消化不良や下痢、嘔吐を引き起こす可能性があります。
愛犬の毎日においしい手作りごはんを作ってあげるうえで上記の食材を避けてあげ、不安のある食材などは今は簡単にインターネットで調べてあげることができるのでぜひ活用していただければと思います。
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